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東京散歩ブログ 池上線に乗って 池上本門寺 その2

2014.06.28

東京散歩の誠兵衛です。
カメラ片手に出掛けた東京都内や近郊のおすすめ街歩きコース、飲み歩きスポットをご案内するブログです。
時には番外編として折々のトピックスやイベントのご紹介もしてまいります。


今回は池上線に乗って池上本門寺を訪れ、その後蒲田の居酒屋に向かいます。



池上本門寺
戸越銀座駅から再び蒲田行きに乗り、池上本門寺の最寄駅 池上で下車。
池上本門寺(いけがみほんもんじ)は、日蓮宗の大本山。山号を長栄山、院号を大国院、寺号を本門寺とし、
古くから池上本門寺と称された。日蓮聖人入滅の霊場として日蓮宗七大本山の一つとされてきたとのこと。


弘安5年(1282年)9月、病身の日蓮聖人は常陸(茨城県)へ向かう途上、武蔵国池上郷(現大田区池上)の
池上宗仲の館に到着。生涯最後の20数日間を過ごす。池上氏居館背後の山上に建立された御堂を
日蓮聖人が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源という。聖人没後は弟子が本門寺を継承。

本門寺は、鎌倉・室町時代を通じて関東武士の庇護を受け、近世に入ってから加藤清正や
紀伊徳川家等諸侯の祈願寺となり栄えた。

太平洋戦争時、空襲により五重塔、総門、経蔵、宝塔を除く堂宇を焼失したが、戦後順次復興。
加藤清正といえば肥後熊本藩主として名高いが、江戸下屋敷地所跡が現明治神宮となるなど、
関東にも足跡を残しているんですな。この本門寺にも関係があったとは初めて知りました。

明治神宮 清正井(きよまさのいど)を訪れた時の記事は

こちらをクリック →



池上駅から参道を進むと正面の総門越しに小高い丘と森が見えてきます。
結構な高さの石段がそびえていますが、愛宕神社の出世の石段ほどの急勾配ではありません。
難なく登りきりました。 実はこの石段「此経難持坂(シキョウナンジザカ)」と呼ばれ、築城家として
名高い加藤清正が築造寄進したものとか。

愛宕神社出世の石段の記事はこちらをクリック →



石段の上、見渡すと右手に日蓮聖人の巨像があります。むむっ大きい。
ここにはもと、明治時代の政治家星亨の銅像があったが、戦時中の金属供出により撤去された。
戦後になり星の遺族らが台座を寄付して日蓮像が建立されたそうです。

正面の仁王門をくぐると広い境内の向こうに大堂あるいは「祖師堂」ともいわれる鉄筋コンクリート造で
高さ27メートルの大建築。この辺りは高台で周囲に高層ビルなどありませんから、広~い空に大堂が鎮座。
右に目をやると五重塔が緑の向こうに見えます。




五重塔に向かうと何やら立て札が。「力道山のお墓はこちら」の案内板。こんなところでプロレスラーというか
往時のヒーローのお墓に出くわすとは、思ってもいませんでした。と言ってもお若い方には何のことやら分らないかも。
力道山は大相撲出身で1950年代後半から亡くなる1963年まで最も強く人気があったプロレスラーであり
国民的ヒーローでした。当時はテレビ放送が開始された時期と重なり来日した外国人レスラー相手に
得意技空手チョップを見舞う様子に日本中が歓喜したものです。もっとも誠兵衛も子供だったので
ライブで見たというより、彼の死後も時に応じて活躍していたころの映像が繰り返し流されたのを
見たような記憶があります。いずれにせよ昔々のお話です。

案内板はさらに2箇所に設置され、ようやくお墓にたどり着きました。墓前には胸像が立っていました。

力道山とは時期は異なりますが、やはりプロレスラーとして活躍した
人間風車「ビル ロビンソン」については、
こちらをクリック →




本門寺を後にして、いよいよゴールの蒲田に向かって再び池上線に。
 
蒲田
最近では中小の製造業の集まる街。モノ作りの街としてマスコミに紹介されることの多い鎌田。
2012年上半期のNHK朝ドラ「梅ちゃん先生」の舞台ともなりました。時代を遡ると、明治から戦前にかけて、
東口の先(現アロマスクエア一帯)には松竹蒲田撮影所があり、「映画の都」として全国的に有名となったそうな。 
10メートルの高さの階段から転がり落ちる「階段落ち」で有名な映画「蒲田行進曲」がありました。
蒲田行進曲自体はこの松竹蒲田撮影所の所歌だったとか。
映画の舞台は京都の映画撮影所における映画製作現場でしたが。




池上線蒲田駅に到着すると、そこは規模は小さいけれどヨーロッパや北米にある終着駅の姿。
ここは東急池上線の他、東急多摩川線の発着駅になっています。

駅を出てJR蒲田駅の西口ロータリー広場へ。並木道の他、アーケードのある立派な商店街が
広がっています。駅前を一回りして今日の最終目的地、居酒屋「蒲田 三州屋本店」がある東口に移動。

東口のロータリーには上昇気流をモチーフにしたオブジェとなんとも奇妙な構造物。これはモアイ像だと
言うのですが。モアイと言うよりはゆるキャラか?




東口から直ぐの処に三州屋は、ありました。レトロな味のある造りと言うか昔のまんまと言うべきなのか。
カウンターとテーブル席が並んでいます。今風居酒屋チェーンと比較するとちょっと高めの料金設定。
そのせいか余り若い層はいない。中高年のたまり場?良いよい、落ち着いて呑めますね。
池上線ぶらり途中下車の旅、無事に終わって良かった。あ~良い酔い、なんてね。


ここで一句
五重塔 池上の杜 見守りて


今回もお付き合い、ありがとうございます。
次は、何処に出かけようかな。
東京散歩の誠兵衛でした。

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