プラネット薬局 | 日記 | 東京散歩ブログ　原宿　東郷神社

東京散歩の誠兵衛です。
カメラ片手に出掛けた東京都内や近郊のおすすめ街歩きコース、飲み歩きスポットを
ご案内するブログです。
時には番外編として折々のトピックスやイベントのご紹介もしてまいります。



今回は、原宿駅から東郷神社に向かいました。
原宿駅から明治神宮を訪ねたブログは、
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最寄り駅はJR原宿駅と東京メトロの明治神宮前・原宿駅。
<地図＞

原宿駅竹下口を出ると目の前に竹下通り。
云わずと知れた竹下通りは個性的なファッションの街として広く知られ、全国から来る修学旅行生のほか、
外国人観光客の訪問も多い。特に若い女性に人気があり、通りは大勢の人混みで賑わっています。
とてもこんな中に分け入って行く勇気はありません。代々木方向に一本裏の通りに入ると人影はまばら、
ひっそりしています。この道を進むと東郷神社の境内に出ます。



東郷神社
東郷神社は日露戦争において日本海海戦でロシア バルチック艦隊を撃破した日本海軍
連合艦隊
司令長官であった東郷平八郎を祀る神社。昭和15年（1940年）5月27日（海軍記念日）に
御鎮座祭が行なわれ、同時に府社に列格されたそうな。





本殿を取り囲む塀には東郷平八郎の英国留学や日本海海戦当時の活躍等その生涯と偉業を顕す
絵画がずらりと展示されています。また本殿左側に東郷元帥が日本海海戦の際、旗艦三笠のマストに
「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」との
意を込めて
掲げたＺ旗が掲示され、他の神社にはない雰囲気を醸し出しています。





鳥居から本殿への参道には潜水艦の戦時における犠牲者の碑「潜水艦殉国碑」と
「海軍特年兵の碑」があります。

特例に基づいて募集されたことから特別年少兵　特例年令兵の名があり特年兵と略称された。
わずか14歳で志願した少年たちは、昭和１７年３千２百名をはじめ終戦の２０年まで
約１万７千２百名におよんだ。わずかな訓練期間を経て激戦の硫黄島や各地の戦場に送られ、
5千余名が還らぬ人となったとのこと。
14歳といえば、現在では中学生。当時の軍国主義的教育や戦時の雰囲気は今とは全く違っていたとは
云え、この子達を送り出した親たちの心境はいかばかりであったか。しばし瞑目し合掌。




水交会

本殿の脇には池を配した庭園と結婚式場東郷記念館があります。あんまり暑いので東郷記念館で
冷たい飲み物でもと考え、訪ねましたが、ここは結婚披露宴専用で一般向けのレストランやカフェは
無いとのことでした。

庭園を散策していると東郷記念館の一角に水交会の表示がありました。
水交会は戦前海軍省の外郭団体として発足した「水交社」を前身とする旧海軍と海上自衛隊関係者の
親睦を目的とした組織。1969年（昭和44年）、芝白金三光町から東郷神社境内に移ったそうな。





ルアール東郷
庭園を後に東郷神社の表参道を出て明治通りを代々木方向に進むと原宿警察署。その隣のビル、
一階に英国のスポーツカー「ロータス」のショールームの脇に木々に囲まれた公園のような通路が
見えてきました。
「フォレストイン フォレスト」との名称。少し登り勾配を歩くと、池というかリフレクティングプールを
備えた正面がガラス張りの建物。これがルアール東郷という東郷神社の披露宴会場。
「東郷神社で神前結婚式、ルアール東郷でフランス料理の披露宴」というのがうたい文句だそうで。
披露宴会場の隣のビルにはレストランやカフェもあるそうです。
この一角高い木々とビルに囲まれて日差しを遮り、少し涼しく感じます。
散歩の間、一息付くには打ってつけ。でも虫除け対策を万全に。

ルアール東郷の敷地を抜けると原宿外苑中学校との境の道に出ます。これを左に進むと、
渋谷区立中央図書館に辿りつきます。




渋谷区立中央図書館
以前は東郷記念館境内の和楽殿の隣にありましたが、老朽化が進み、現在の場所に
2010年移転、新築。地上5階地下1階。
ありがたいことに渋谷区民でなくとも都内に在住・在勤・在学であれば貸し出しも可能。
散歩の間のちょっと休憩にも便利です。但し、他の利用者の邪魔にならないよう、
いびきをかいて昼寝はいけません。
図書館の正面玄関脇に、うさぎと亀の逸話をモチーフにしたオブジェがあります。
「絶えざる歩み（亀）、うさぎに優る」


＜ここで一句＞
暑き陽に　ゼット旗掲げる　東郷社
いしぶみが　今に伝える　十四のいくさ

今回はここまで。
東京散歩の誠兵衛でした。